折り図tips:図番号について

図番号は事前に用意しておいておくと、同じ番号の重複やスキップを防ぐ事ができます。また、入力の手間も若干効率化できるかもしれません。

数字の形は好みですが、個人的にはシンプルな太めのフォントのテキスト形式で、アウトライン化や装飾の無いものが一番扱いやすいと思います。スタイルを登録しておけば後でまとめて変更も可能です。


折り図tips:余計なポイントを削除する

折り図を描き進めていくと、いつのまにかポイント数1の点のようなオブジェクトが増えています。線を消し損ねて残ってしまったものや、一部だけ選択されてコピペされたものが多いですね。

基本的には余計なデータなので、定期的に消しておきましょう。

「グラフィックの検索・置換」パネルで該当するオブジェクトを選択して、削除できます。

属性を「オブジェクトの種類」、ポイント数「1」で検索します。該当するオブジェクトが選択されるので、そのまま削除すれば問題ないでしょう。


折り図tips:オビの書き方手抜き版

折り図の順番を示すオビをFreeHandで比較的簡単に描く方法。

まずは図の中心あたりにポイントをおくようにして線を描きます。まだ直線です。図やネームのオブジェクトは別レイヤーでロックしておくよいでしょう。

次。描いた線のポイントを選択して、「オブジェクト」パネルでベジェ曲線化(左側)、さらに自動設定(右側)にチェックをいれます。

これでそれっぽい曲線になります。

不自然な部分が出来てしまうこともあるので、手動で調整しましょう。ポイントの「自動設定」が生きていれば、ポイントの位置を動かすとベジェ曲線も自動的に調整されます。便利。


MacbookPro買い替えた

折り紙とはあまり関係ない話。

夏に数年ぶりに新調しました。OSが10.12 Sierraになり、いろいろ変わったので、折り紙に関連しそうなものについていくつか。

・本体

ひさびさの上位機種ということもあり、マシンパワーには不満無し。またRetinaディスプレイは細かく、画面が広く使えるのは素晴らしい。ただし副作用としてスナップ範囲が狭くて少し使いにくいという、まったく予想していなかった問題が発生。この解像度でなければ発生しない問題なので、心境としては複雑である。なおAI(CS5)のスナップ範囲の最大値が7ピクセルだということも今更知った。もう少し大きい数字を入れさせてくれてもいいのに。

他、USB-Cへの対応やいろいろ動かなくなったソフトやドライバ、周辺機器などもあったけれど、折り紙とは関係ないので割愛。

・IllustratorとFreeHandなど

まずFreeHand MXから。いい加減古いソフトで、そもそも10.6 Snow Leopardまでしか動かない。ということで、Bootcampや仮想環境上でWindowsや旧OSを走らせれば動きます。

http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2015-07-16

http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2013-03-03

Illustrator CS5については、そのままだと「Javaランタイムが無い」と怒られてしまいますが、実際はディレクトリさえあれば動くらしい。やってみたら実際動いた。もうしばらくは大丈夫かな。

http://doratex.hatenablog.jp/entry/20160921/1474401468

ViaCAD 7.0は問題なく動いた。細かい問題はあるけれど軽くて使い易いので、そのままでいいか。

Acrobat 9 Pro も起動確認。日常的に使うわけではないけれど動くと安心。

 


折り図tips:展開図の利用

折り図を描く時に、展開図を先に用意しておいてテンプレートとして使うと非常に便利です。形や距離の定規代わりはもちろん、形のゆがみなどの確認にも使えます。

最終的な展開図だけではなく、つける折り筋に合わせたものや、部分だけのものなど何段階か用意しておくと使いやすいですね。


折り図tips:ポイントへ吸着とカーソル距離

折り図を描く時には、「ポイントへ吸着」は常にオンにしています。ポイントの近くへカーソルを持っていくと同じ位置に合わせてくれるという機能で、カドや折り筋を一点に揃えられるので折り図描きには欠かせません。

(画像は見てのとおりFreeHand MX。大抵のドローソフトには同じような機能があるはず)

とはいえ、紙の重なり等の表現のため、少しだけずらしたいという場合もあります。そんな時は、キーボードの矢印キーが便利です。微妙な重なりの差や、カドの先を等間隔でずらしたい時などにも使えます。

私の場合、移動距離には、0.1mmを設定しています。

 

ヒダのような、等間隔でずらしたい場合にも矢印キーは使い易いですね。


次回の講習作品他

次回10/9の教室の講習作品は、タコ他(コンベンションで講習できる程度の難度の作品)の予定となりました。なぜタコかと疑問に思う方もいるかと思いますが、コンベンションの際にたまたま2回話題に上がったというのが理由です。

もう一件関連して。これは「誠に遺憾である」とでもいうべきなのだろうか。 という事で再度。

http://www.folders.jp/uc/2016/113/

繰り返しとなりますが、私的利用のための複製と、譲渡は問題ありませんが、複製の配布は不可です。 また、どのようなケースであっても、不特定多数への配信(=共有サイトへのアップロード)は許可しておりません。もし譲渡されたものだとしても、この条件は変わりません。

以上、28名+αの内のどなたか、もしくはそのどなたかに譲渡された人宛です。 なお、私個人としては誰という事には興味はないし知りたくもありませんので、その旨よろしくお願いします。

以上。何度やっても楽しい話ではないですね。


コンベンション告知など

折紙探偵団コンベンションまであと数日。関連情報などいろいろ。

準備等について

主な対価は関係者からの感謝と面識・人脈です。ぜひご協力よろしくお願いいたします。

講習作品
以下の2点の予定です。

・イス
コマ撮り動画で使用した作品の、模様無しの若干簡易版の予定です。
https://origami.com/

スマートなお支払いを。Redesign Shopping.

Origamiさんの投稿 2016年5月19日

・わら納豆
http://www.folders.jp/uc/2015/89/
接続方法自体はとても汎用性が高いので、やろうと思えば他にもいろいろ出来そう。

展示作品

ゴジラ2016 アナザー


創作時からアイディア自体はあったものの、絶対折り図に出来ないのでお蔵入りしていた、『秀麗な折り紙』に掲載された作品の別バージョンです。「もう一つの可能性」を完成まで折ってみました。現物は当日をお楽しみに(写真がないだけ)。他数点の予定。


作品寄贈記念展 ORIGAMI ~”神宿る手”吉澤章のまなざし~

という事で、紙の博物館で行われている展示会へ行ってきました。吉澤作品は、見る度に勉強になる点がありますね。今回気がついたことなどいくつか。

「キャピトルの雌狼」

作品現物はこれまでも展示されていましたが、今回は現物とともに、創作当時のものと思われる題材の像※1のスケッチと、そして折る途中の形状が展示されていました。 スケッチには、各部分の比率や、形を捉えるための補助線が細かく描き込まれていました。題材をよく見て分析するというあたりまえの事を、とても丁寧に行っていた事が分かります。吉澤作品の生き生きとした表現は、こういった基礎がしっかりとしているからこそのものなのでしょう。

※1:多分これ http://www.museicapitolini.org/collezioni/percorsi_per_sale/appartamento_dei_conservatori/sala_della_lupa/lupa_capitolina

「抽象作品」

大きい。前にも見た事があったかもしれないけれど、今回サイズを実感しました。また、曲線的な仕上げを多用した造形なのだけれど、保存状態の良さには驚きます。少なくとも30年くらいはたっているよね。

「象」ほか

ポスター等のメインイメージとなっている象や海の生き物などを見ると、吉澤氏はいわゆる「4鶴」的な構造を使いこなしていたようです。その当時の最新技術であったという事は間違いないかと思いますが……いったい何十年前だ? 創作年をぜひ知りたいところです。

地下鉄の最寄り駅は今年のコンベンション会場の東京大学と同じ南北線ですので、たとえば金曜日の午前中等に足を運んでみるのもよいかもしれませんね。

http://www.papermuseum.jp/


ヒダと22.5度構造

こんな感じのカドに横向きのヒダを入れたい。半分諦めながらいろいろと試した結果……

きれいにまとまった。素晴らしい。

経験則として、「周りの構造の条件に無理が無ければ、大抵きれいな折り畳み方の解が存在する」と考えているのだけど、今回のケースは当てはまるようだ。