2/18の講習作品、シロサイとなりました。こいつをネタにしてウェットフォールディングやりましょう。
折り図tips:作業中のグループ化 https://www.folders.jp/uc/2018/431/で少し触れたグループ化階層の上限の件、せっかくなので確認してみた。
まずはIllustrator CS5、29回目でエラーメッセージが表示された。ということで、28回。
なお、どうもエラーメッセージを見る限り、回数だけでの制限ではないらしい。グループに長い名前をつけたりすると、条件が変わるのかもしれません(未検証)。
FreeHand MXは20回。さすがに古いソフトという事もありAIより少ない。
inkscapeは、もしかしたら制限が無いかもしれない。とりあえず50回までは確認した。svgファイルの<g>タグの階層が酷い事になるけれど、プログラム上での扱いは問題ないのかもしれません。
ちなみに私はこれまで折り図を描いていて、グループの階層の限界で困った事ありません。図ごとにグループ階層を増やすとかしない限り、現実的にはほぼ問題にはならないように思います。
マンタ。
ウェットフォールディングで折ると楽しそうな、シンプルなマンタが創りたかったはずだったのだけれど……シンプル?
内側での折り込み部分さえなければ。惜しい。
創作自体はわりとあっさりと完成しました。
まずは尾の部分。とりあえず最もシンプルな方法、鶴の基本形を使用します。いくつかの可能性が考えられる場合、簡単なものから試すのは常套手段です。なお、面白そうなものから試すという判断基準もありです。個人的には大好きなのですが、創作は楽しいけれど完成しない可能性も高くなります。難しい。
左右に大きく広がるヒレは、45度がいろいろときれいにまとまりそうなので、形としてはこれを採用。とりあえず適当なところで後ろ側のフチを曲げる。そのまま辺にぶつかる点をヒレのカドの先とします。で、残った部分で頭部を折る事になります。特徴的な頭部のヒレの位置は、これもとりあえず最も折りやすそうな位置に固定。あとは折り畳めば完成。
……のはずが、案外きれいにまとまらない。仕方がないので22.5度以外の線も許容して、頭部のヒレに角度をつけて折り畳む事にします。試行錯誤の結果、それなりによさそうな形にまとまったのでこれで完成。頭部がぐらい無しでほぼ出来上がるのは予想外ではあったけれど、悪くない方向でまとまったと思う。そういう事にしておいて下さい。
こちらは折り紙とは関係ない話。 妹が黒部市美術館で展示を行なうそうです。機会があればぜひ足をお運び下さい。
CONTACT 交換する物語の部屋
黒部市美術館
平成30年1月20日~平成30年3月25日
http://www.city.kurobe.toyama.jp/event-topics/svTopiDtl.aspx?servno=9642
折り図はまとまったパーツごとにグループ化しておいて、編集する時はグループ解除、終わったら再度グループ化しておくと、誤選択などを防ぐなどいろいろと作業しやすい。
例えばウマの図では、頭部、体前面、体背面、尾、前足と後ろ足それぞれ左右でグループ化しています。
こんな感じ。頭部はさらにたてがみなどのパーツごとにグループ化されています。
なお実際の作業の際には、編集するパーツの前面、背面のオブジェクトを、それぞれまとめてグループ化しています。
最終的には1つの図ごとにまとめてグループ化しておくとよいでしょう。
余談ですが、多くのドローソフトには、グループ化の階層の数に限界があります。通常まず問題にはなりませんが、少し気をつけておくと良いかもしれません。
12月17日の講習作品は、カメの予定です。精度の必要な蛇腹作品ですが、ウミガメよりは簡単です。多分。
http://www.folders.jp/g/2013/1301.html
また、2月18日の教室の受付も開始しました。作品はまだ未定です。12月の教室の際に候補を募集、その後実現可能そうなものに決定する予定。
申し込みは:
http://www.origamihouse.jp/informations/joascourse/index.html#kamiya2
折り紙とはあまり関係ない話。
夏に数年ぶりに新調しました。OSが10.12 Sierraになり、いろいろ変わったので、折り紙に関連しそうなものについていくつか。
・本体
ひさびさの上位機種ということもあり、マシンパワーには不満無し。またRetinaディスプレイは細かく、画面が広く使えるのは素晴らしい。ただし副作用としてスナップ範囲が狭くて少し使いにくいという、まったく予想していなかった問題が発生。この解像度でなければ発生しない問題なので、心境としては複雑である。なおAI(CS5)のスナップ範囲の最大値が7ピクセルだということも今更知った。もう少し大きい数字を入れさせてくれてもいいのに。
他、USB-Cへの対応やいろいろ動かなくなったソフトやドライバ、周辺機器などもあったけれど、折り紙とは関係ないので割愛。
・IllustratorとFreeHandなど
まずFreeHand MXから。いい加減古いソフトで、そもそも10.6 Snow Leopardまでしか動かない。ということで、Bootcampや仮想環境上でWindowsや旧OSを走らせれば動きます。
http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2015-07-16
http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2013-03-03
Illustrator CS5については、そのままだと「Javaランタイムが無い」と怒られてしまいますが、実際はディレクトリさえあれば動くらしい。やってみたら実際動いた。もうしばらくは大丈夫かな。
http://doratex.hatenablog.jp/entry/20160921/1474401468
ViaCAD 7.0は問題なく動いた。細かい問題はあるけれど軽くて使い易いので、そのままでいいか。
Acrobat 9 Pro も起動確認。日常的に使うわけではないけれど動くと安心。