折り図を描く時に、展開図を先に用意しておいてテンプレートとして使うと非常に便利です。形や距離の定規代わりはもちろん、形のゆがみなどの確認にも使えます。
最終的な展開図だけではなく、つける折り筋に合わせたものや、部分だけのものなど何段階か用意しておくと使いやすいですね。
折り図を描く時には、「ポイントへ吸着」は常にオンにしています。ポイントの近くへカーソルを持っていくと同じ位置に合わせてくれるという機能で、カドや折り筋を一点に揃えられるので折り図描きには欠かせません。
(画像は見てのとおりFreeHand MX。大抵のドローソフトには同じような機能があるはず)
とはいえ、紙の重なり等の表現のため、少しだけずらしたいという場合もあります。そんな時は、キーボードの矢印キーが便利です。微妙な重なりの差や、カドの先を等間隔でずらしたい時などにも使えます。
私の場合、移動距離には、0.1mmを設定しています。
ヒダのような、等間隔でずらしたい場合にも矢印キーは使い易いですね。
次回10/9の教室の講習作品は、タコ他(コンベンションで講習できる程度の難度の作品)の予定となりました。なぜタコかと疑問に思う方もいるかと思いますが、コンベンションの際にたまたま2回話題に上がったというのが理由です。
もう一件関連して。これは「誠に遺憾である」とでもいうべきなのだろうか。 という事で再度。
https://www.folders.jp/uc/2016/113/
繰り返しとなりますが、私的利用のための複製と、譲渡は問題ありませんが、複製の配布は不可です。 また、どのようなケースであっても、不特定多数への配信(=共有サイトへのアップロード)は許可しておりません。もし譲渡されたものだとしても、この条件は変わりません。
以上、28名+αの内のどなたか、もしくはそのどなたかに譲渡された人宛です。 なお、私個人としては誰という事には興味はないし知りたくもありませんので、その旨よろしくお願いします。
以上。何度やっても楽しい話ではないですね。
折紙探偵団コンベンションまであと数日。関連情報などいろいろ。
準備等について
【業務連絡②/折り紙勢】
第23回 折紙探偵団コンベンションの前日準備ボランティア募集8/10 13:00〜
最後の前準備
おりがみはうすに集合可能な人は是非ともお手伝いをお願いします。これる人はDMを#拡散希望
— HK (@Titipin) 2017年8月6日
【業務連絡/折り紙勢】
第23回 折紙探偵団コンベンションのボランティア募集8/11 朝8:00におりがみはうすに集合可能な人は是非ともお手伝いをお願いします。
8:30以降ならいける…の方は、直接会場まで(農学部正門左 セイホクギャラリー)
これる人はDMを#拡散希望— HK (@Titipin) 2017年8月6日
主な対価は関係者からの感謝と面識・人脈です。ぜひご協力よろしくお願いいたします。
講習作品
以下の2点の予定です。
・イス
コマ撮り動画で使用した作品の、模様無しの若干簡易版の予定です。
https://origami.com/
スマートなお支払いを。Redesign Shopping.
Origamiさんの投稿 2016年5月19日
・わら納豆
https://www.folders.jp/uc/2015/89/
接続方法自体はとても汎用性が高いので、やろうと思えば他にもいろいろ出来そう。
展示作品
ゴジラ2016 アナザー
創作時からアイディア自体はあったものの、絶対折り図に出来ないのでお蔵入りしていた、『秀麗な折り紙』に掲載された作品の別バージョンです。「もう一つの可能性」を完成まで折ってみました。現物は当日をお楽しみに(写真がないだけ)。他数点の予定。
という事で、紙の博物館で行われている展示会へ行ってきました。吉澤作品は、見る度に勉強になる点がありますね。今回気がついたことなどいくつか。
「キャピトルの雌狼」
作品現物はこれまでも展示されていましたが、今回は現物とともに、創作当時のものと思われる題材の像※1のスケッチと、そして折る途中の形状が展示されていました。 スケッチには、各部分の比率や、形を捉えるための補助線が細かく描き込まれていました。題材をよく見て分析するというあたりまえの事を、とても丁寧に行っていた事が分かります。吉澤作品の生き生きとした表現は、こういった基礎がしっかりとしているからこそのものなのでしょう。
「抽象作品」
大きい。前にも見た事があったかもしれないけれど、今回サイズを実感しました。また、曲線的な仕上げを多用した造形なのだけれど、保存状態の良さには驚きます。少なくとも30年くらいはたっているよね。
「象」ほか
ポスター等のメインイメージとなっている象や海の生き物などを見ると、吉澤氏はいわゆる「4鶴」的な構造を使いこなしていたようです。その当時の最新技術であったという事は間違いないかと思いますが……いったい何十年前だ? 創作年をぜひ知りたいところです。
地下鉄の最寄り駅は今年のコンベンション会場の東京大学と同じ南北線ですので、たとえば金曜日の午前中等に足を運んでみるのもよいかもしれませんね。
今年もコンベンションが近づいてきました。例によって過去ログより使えそうな情報を再利用。古くなる情報ではないのでそのまま使えるかと思います。
コンベンション等での講習について
講習について時間内に終えるためのちょっとしたコツなど。講習はまだ募集していますので、ぜひご協力お願いいたします。
http://www.origami.gr.jp/Convention/23rd/index.html#application
コンベンションを目前にして
コンベンションでの展示、神谷作品について。
もう1つ、JOAS創作折り紙コンテストについて、支援記事を書きました。コンテストを想定した創作の一例として土佐犬を折っています。日本折紙学会のサイトで公開中です。
エンシェントドラゴンの仕上げのみリメイクバージョン。構造は折り図版とほぼ同じ。
旧作をアルドゥインと同じように仕上げたらどうなるだろうかと思いつき、折ってみたもの。試し折りとはいえ全紙ホイル紙でけっこうギリギリなので、ちゃんと折るならやはり120cmは必要か。そのうち本折りしないと。
本日発行の『折紙探偵団マガジン163号』に、アリの折り図が掲載されます。
既に購読等を申し込まれている方には、もうすぐお届けされるかと思います。お楽しみに。
まだ更新されていない方、もしくは興味のある方。購読申し込み等については、日本折紙学会のウェブサイトをご覧下さい。サイトからPaypalでの申し込みも可能です。