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Illustrator グループ化の限界関連の問題

グループ化の階層の限界関連で発生する問題について。たまたま該当するケースを扱っているので、備忘録も兼ねて。 バージョンはCS5。


・グループ化ができない

当たり前だけどできなくなる。わりと困る。


・クリッピングマスクが使えない

恐らくこれに限らず、階層が増える操作はできなくなる。


・ペーストできない

階層が増える結果になるペースト等のオブジェクト追加ができなくなる。


・オブジェクトのレイヤー間の移動になぜか問題が起こる。

選択オブジェクトを別レイヤーに移動したい場合、レイヤーパネルの右端の表示をドラッグすれば移動できる「はず」なのだけれど、階層限界オブジェクトの含まれるレイヤーにあるオブジェクトについては、これができなくなる。階層表示を展開して、オブジェクトを直接移動させるのは可能。 なお階層限界オブジェクトの含まれるレイヤーに移すのも可能。

とりあえず気がついたのはこんなところ。当然もっとあるかもしれない。 対策は、恐らくグループ階層を減らす以外に方法なし。


プログラマブルキーボードが便利だった。

折り紙とはあまり関係ない話。Illustratorのアクションやスクリプトの起動用に、Koolertronのプログラマブルキーボードを買った。 しばらく使っているがそれなりに便利だったので紹介。

23個のキーに、それぞれキー配置や組み合わせを割り当てて使えるサブキーボード。Win・Mac両方で使えるものは案外少ない。値段も妥当なところだと思う。 ドライバ等は不要。また割り当てたキーのデータはキーボード側に保存されるので、一度設定してやればそのまま別マシンに挿して使える。 作りはシンプルではあるけれど、壊れやすそうなところもなく個人的には好きなデザイン。LEDはなくてもいいけれど、キーを押したフィードバックとしてそれなりに便利でもある。でも虹色カラーはどうかと思うのでリンクは青一色のもの。

割り当てるキーは好みではあるのだけれど、私の場合は主にファンクションキーとコマンドキー等の装飾キーの同時押しを設定している。 また、右下の大きなキーにはシフトキーを割り当て、組み合わせて使えるように設定している。 ちなみに理由は、Illustratorのアクションに設定できるショートカットは、基本的にファンクション+コマンド+シフトの組み合わせになるので、それに合わせてある。

折り図描きは基本的に右手はマウス、左手はキーボード左端で各種ショートカットを使いながら作業しているのですが、拡張キーボードをその左側に置くことで手の位置を大きく変えずに使えるようになります。F12+コマンド+シフトとか左手のみでは使いにくい組み合わせが、楽に発動できます。 なくてもどうにかなるものではありますが、スクリプトやアクションのショートカットを多用するようなケースでは、かなり便利なのではないかと思います。


折紙探偵団コンベンション折り図集25 勝手に表彰

折紙探偵団コンベンション折り図集25に掲載された折り図から、個人的に特に良い・面白いと思ったものに独断で適当な賞をこじつけ、勝手に表彰しようという企画です。
「折紙探偵団コンベンション折り図集に掲載された折り図から優れたものを表彰する。折り図という表現方法をより発展させるとともに、雑談等のネタとするために設けられた。審査員は約1名。」という感じ。
実は数年前から雑談のネタにしていたのですが、せっかくなのでまとめてみました。

なお、大雑把に以下のような感じでこじつけています。
基本的には作品ではなく、折り図を選考基準としています。

敢闘賞=折り図化が難しそうなものや、新しい表現方法など意欲的な折り図。
技能賞=折り図としての表現技術等が優れた折り図。
殊勲賞=これはどうしようか。表紙作品だろうか?
新人賞=今回初掲載の方から選考。
特別賞=上記に該当しない折り図や、特筆すべき折り図。

また、常連さん等の今更感のある方は、原則横綱・大関として殿堂入り扱いとさせていただく場合があります。ご了承ください。
(例:技能賞=小松英夫さんの折り図とか)
ということで。


新人賞:
ミッキーマウスプラティ/土井 源

折り図初心者とは思えないくらい、紙の重なりや立体図も手を抜かず丁寧に説明されている、とても好感のもてる折り図です。また、図の表現方法などもいろいろな折り図を見て研究されていると感じました。
今回は初掲載の方が多く悩みましたが、上記の点を基準に決定しました。ただ、選考理由を考えると本来は特別賞の方が適切かもしれません。

技能賞:
蛇/萩原 元

一般的に省略されがちな蛇腹のヒダを見事に描き切っている折り図です。紙の重なりが非常に多くなる蛇腹作品の折り図というのは、描いたことのある人にしか分からない難しさがあるのです。萩原さんは本来殿堂入り済みで三賞の対象外なのですが、折り図があまりにも面白いので今回は例外的に対象とさせていただきました。なお印刷された本で線が潰れていないことを確認してほっとしたのは秘密。

敢闘賞:
SAAB 35 Draken/南島和英

南島さんが提唱・研究する不定形用紙やグリッド系創作法を使ったとても意欲的な作品であり、描くのが大変そうな折り図でもあります。この手の技法は実際に折ってみないと分からない面白さもあると思うので、単純に作品の折り方というだけでなく、技法の解説や普及という意味でもとても意義のある折り図と言えるでしょう。

殊勲賞:
仙鶴/シャオシェン・ファン

シャオシェン・ファンさんは本年の吉野一斉基金ゲストの一人で、今回の表紙となった作品です。ぐらい折り的な微妙な角度が多い作品ですが、かなり精密に折り図化されています。何回か出てくる角度の指定が面白いですね。


以上、特に賞金等はありませんが、一方的に表彰させていただきます。
また、あなたが選ぶ三賞なども考えてみると面白いかもしれません。

余談ですが、過去の賞として雑談ネタにさせていただいたのは下記の通りです。

24回
新人賞:

タガメ/今井幸太
(説明不要の大型新人)
23回
新人賞:

ハシビロコウ/亀井浩平
(自身の代表作を折り図化・投稿)
特別賞
ジャコランタン/南 樹
(折り図のクオリティの高さと創作経緯の面白さ)


とらのゆめ

タイガー立石氏という画家(色々やっているので、芸術家というのが正しいのかも)の『とらのゆめ』という絵本がある。 小さい頃に読んだこの本、緑色のトラがいろいろと形を変えていく絵は幻想的で、なんとも不思議な感じが好きだったのを覚えている。


で、神谷哲史折り紙作品集3に掲載されるトラである。このトラの雰囲気がなんともタイガー立石氏っぽいのだ。 創作をした時には気がつかなかったのだけれど、トラという題材のイメージに幼少の頃に見た絵がベースとして焼き付いていたのではないかと思う。そのうちに、ぜひ緑色で折りたいところ。


以下余談。タイガー立石氏の本名は立石紘一(たていし こういち)。字は違うけれど、関西例会・コンベンション他いろいろとお世話になっている立石浩一氏と同じ読みである。だからどうしたという本当に余談なネタ。


天才と天才肌

折り紙とはあんまり関係ない話。

ゆうきまさみ氏の「じゃじゃ馬グルーミン☆UP!」という漫画で、登場人物の梅さんというキャラクタによる天才論が描かれています。それによると、天才ジョッキーの条件とは

  1. なにをしゃべっとるのかわからん
  2. 説明のつかん勝ち方をする
  3. よって馬券が異常に難しい

なのだそうです。

で、ここからが本題。これを折り紙に強引に当てはめると、

  1. 何をしゃべっとるのかわからん
  2. 説明のつかん折り方をする
  3. よって創る作品が異常に難しい

というような感じになります。

さて、漫画の展開をなぞると、例えばロバート・ラング氏は1と2に当てはまらないので実は天才ではないという驚くべき結論を得られます。話も作品も人柄も理詰めという感じなので、この定義だとどちらも当てはまりません(何しゃべっとるのか(理解出来る人なら)理解出来る。説明のつく折り方しかしない。)。りろせーぜん。ただし3だけは当てはまるのが面白いところ。よく考えると「異常に難しい」の意味が違うのは気にしてはいけない。ちなみに吉野一生氏だと、2と3は当てはまりそうなので、天才率が高い。

ちなみにこの漫画では続けて「天才肌」についても描かれています。それによると1と3については天才と同じ。ただ2については「不可解な負け方」もするのだそうです。折り紙だと「折れない不可解な構造」あたりでしょうか。


……というような大変どーでもいい事を、天才とか天才肌とか見かけるたびに思い出してまうのです。


MZ-700に不可能はない

MZ-700とは、1982年にシャープより発売された、いわゆるマイコンで。不可能はないマシンとして(一部で)有名。実家に父の買ったこの機種があり、小さいころ簡単なBASICプログラムなどを書いて遊んでいました。

で、時は過ぎて数年前、懐かしいなあと思いながらネット上をふらふらしているうちに、見つけたのがこちら。「MZ-700に不可能はない」という言葉について、わりと熱い内容の記事となっています。

http://dic.nicovideo.jp/a/mz-700%E3%81%AB%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84

さて、この「不可能がない」は当然折り紙にも当てはまります。
実例としては、龍神を創作した時に考えていた事が正にこれなのです。折り紙でそんなことが「できるわけがない」という考えを意識的に捨てて、馬鹿馬鹿しいようでもまずは実際に試してみる。そこで得られたものを積み重ね、一つずつ「できるわけがない」を潰していく。改めて考えてみても、不可能はないという立場を取って挑戦したからこそ生まれた作品なのです。

恐らく折り紙に限らない話なのですが、創作者が「できない」と考え諦めたことは実現できません。一見無理そうな事でも「不可能はない」と考え試してみる事で、可能性が0ではなくなります。なによりこの手の事はとにかく試してみるのが重要で、もし完成しなくても得られるものは必ずあります。

以上、私の座右の銘でもあり、今日の一言の中でも、最も元ネタがわからないであろう「折り紙に不可能はない」についてでした。



初音ミクの折り紙と利用

ちょっと気になったので。

結論から。公式がガイドラインを出してるので読め。以上。 http://piapro.jp/license/character_guideline

要約がとても簡潔で分かりやすい。

http://piapro.jp/license/pcl/summary

 

以下、専門家ではないので無責任な雑感。かなり興味深いガイドラインでした。

折り紙の関連する範囲では、大抵の場合は「A.非営利かつ無償の利用」に含まれるかと思います。 自分で創作した・もしくは他の人の作品を折ったものを、ウェブサイトやブログ等で公開する場合や、コンベンション等での展示も問題無さそうです。

「PCLクレジットを表示するよう努めてください」とありますので、可能な限り表記しましょう。twitterなどは文字数的に難しそうなので、努力義務的な条件はよく考えられています。

「B.非営利かつ有償の利用について」は、例えば折り図の同人誌や、折った現物を手間賃程度の金額で配布するようなケースでしょうか。 ちゃんと許可を得る方法としては、かなり簡単に手続きができるようです。

はっきりと言い切れないのは、折り方を教える場合です。 文面を読む限りでは、無償ならAでOK、有償や営利目的の教室であれば許可が必要。営利かどうかによって手続き方法が変わるのかな。 コンベンション等での講習は、講習を行う人は無償かつ趣味の範囲なのでAの無償利用に含まれると思うのですが(現実的に問題にはならないと思うし)、最終的な判断するのは許可を出す側になります。

なんにせよ 、 分かりやすい形で可・不可が表明されているのは良いことですね。


TVチャンピオンの話

TVチャンピオン復活!!  折り紙王以前から見ていた番組ではあったのだけれど、当時はまさかここまで深く関わることになるとは思わなかったなぁ。

過去の5回+αの収録の中で、一番考えるのが楽しかったのはバージェスおせち。制作が楽しめたのは獅子島でのライフサイズ動物園。作戦通りにできたのが上記の犬と魚。緊張したのは恐らく初出場の時の決勝採点時。 やられた感があったのが木下剛さんの寿司一丁。この手の即興とアイディアでは彼に勝てる気がしない。

 

さて、せっかくなのでもう少し。今だから言える話なのだけど、実のところ連覇できたのは、経験とそこから戦略を考える事ができたのが大きい。もちろんある程度の創作能力などは必要ではあるけれど、それだけではない。個人的な感覚だと、戦略・能力・運がそれぞれ同じくらいに影響してくるように思う。そして特に戦略については、出場の経験の有無が大きく関わってくる。

という事で、まずは前提として。

  • 毎回細かいルールの違いはあるけれど、基本的に決勝以外は負けなければいい。
  • ただし、同時に勝ち上がれなければ無駄なので、まあ負けないだろうというレベルのものは必要。
  • また、決勝については、当然勝たなければいけない。
  • 重要なのは準備とそのリソースの配分。決勝とその他で50:50くらいで、決勝以外のものが及第点に達したら決勝作品に集中するという感じ。

例として、作戦がほぼ完璧にはまった6回前半戦を思い出してみます。この勝負は、昆虫、魚、犬を折って合計ポイントを競い1名が脱落というルール。 まさに「負けなければOK」という戦いです。

まずは虫。投票は一般の方(たしか親子)によって行われました。 経験上、この手の一般の人の投票のケースでは、とにかく視覚的に派手でインパクトがある複雑な作品が有効です。また、そのを事を最大限活かすためにも、一定時間でどの程度ものが折れるのかを把握している必要があります。 この辺りの傾向を把握し、対策を練る事ができるかどうかは、 経験者が圧倒的に有利なのです。本番で用意した作品は浪人カマキリ。用紙はホイル紙+雲竜を用意。時間が限られている時には、仕上げののり付けがあまり必要ないホイル紙が便利です。結果としてある程度のリードを確保することができました。

次の魚と犬については題材争奪戦的な内容です。 早い者勝ちで題材を捕まえ、折ったものを5名の専門家に見せて、題材をあててもらった数だけポイントが入る方式。 全員正解なら5点、全員不正解なら何種類折っても0点です。 ここで事前に準備した作戦は、魚介類と犬のうちそれぞれ特徴的な数種類をピックアップして、それぞれ満点をとるつもりで作品を用意。確実に点をとって逃げ切る作戦です。目的は勝ち抜く事なので、平均点をとれれば十分なのです。 魚の場合、用意したのはたしかホタテ、カレイorヒラメ、サザエ、あと魚1種くらい。ちなみに貝が多いのは捕まえやすそうだから。

犬についても、ブルドッグ・ダックスフンド・コーギー・アフガンハウンド 、あともう1種類くらいを、犬種は分かるだろうという程度まで創り込んでおきました。 また、用意した種類以外にも、汎用性のありそうな基本形を数種類用意しておき、残り時間に合わせて現場で即興対応する事にした。 用紙については、それっぽい色の紙を多めに用意して、題材に合わせてえらぶ事で対応します。

実戦では、とにかくピックアップした題材を優先して確保、早折りで点を確保し、残りの時間で確実に追加点を狙いました。 まず魚については、ホタテ、サザエ、カレイを確保。それぞれほぼ満点で終える。これでまず負けない事がわかったので、余裕をもって魚2種類(カワハギとアジだったと思う)でさらに追加点を獲得。犬の方は、ブルドッグ・ダックスフンドをまず確保。この段階で勝ち抜きは確定したので、残り時間でじっくりと追加点を狙いました。結果的に余裕をもって勝ち抜く事が出来たのですが、他の人の状況を見た限り単純な実力というよりは作戦勝ちでした。

余談ですが、この時折ったコッカーとレトリバーは、その後折り図化されたものとほぼ同じ形をしてます。この事からも十分すぎるほどの余裕があった事が分かります。

さらに余談。その裏(というか表)では、飯沢さんと宮本さんが同点(たしか)の状態から題材最後の1匹となったチワワを奪い合うという、番組としては非常においしい展開になっていました。ネタ的にはここがクライマックスで、全部持っていかれた。

 

決勝については、当然ながら勝たなければいけないわけですが、投票方式によって対策が変わります。 審査員が一般の人であれば、前述のように見た目重視で。専門家であれば、題材やまとまりも重視する必要があります。 ポイントとなるのは、

  • 高さを使ったレイアウト。
  • 作品一つ一つのサイズはなるべく大きく。
  • 自分が折る速度を把握しておく。(10時間でどのくらいの物(もしくは量)が折れるのか?等)
  • 最初から100点を目指さない。個別の作品は60点程度でもいいので、まずは全部の材料をそろえる。
  • 紙は使い慣れている信頼できるものを用意する。ここでも速度を考えるとホイル紙は有効。
  • ボリューム確保のため、簡単に追加できる小物を用意しておくとよい。ジオラマなら例えば草や波など、シンプルで幾何学的な形のもので問題無し。

あたりでしょうか。 あと、これは準備期間次第ではありますが、作品をある程度(前述の60点程度)まで仕上げる創作スピードも重要です。

以上、今のところまだ折り紙王は企画されていないようですが、それなりに定番となっていたので復活の可能性は十分あります。話がありそうな心当たりのある人は、スピード創作や10時間耐久折りとかしておくと安心ですよ。