飛びたい人(通称はなのようせい)

翼が生えた人型の物体。創作時期は私が小学生のころ(一番古い記録は1992年だが、多分もう少し前)で、実は最初の創作作品候補の一つ。一応モデルはイカロスだったのだが、顔の鼻が目立つので「はなのようせい」とよばれていた。

基本構造、造形共によくある小学生が作った作品という感じで、1点を除き特筆すべきことはない。 本題はその1点の部分で、頭部となる内部カドを広げるように加工して顔の形と鼻となるカドを折り出している。これは吉野一生氏の虎の頭部と同じような構造であり、稚拙ではあるものの、当時の自分なりに内部カドの活用を考えた結果と言えるだろう。 ちなみに、この構造を見つけていた結果として、虎を見たときの感想が「実力がある人が使えば、同じような構造でもここまでかっこいい形ができるのか」という、おそらく他の人とは少し違うものになった。

一応、それなりに応用性もあり、内部カドの利用方法としては捨てたものではない。実際にサイクロプスなど他の作品で使用している。 発展させて顔なども試作したが、今のところ使う機会がない。