今月末の講習用作品。とりあえずこんな感じ。
細部がまだ詰め切れていないけれど、ここから先は仕上げの問題で、折り方としてはほぼ確定。
「 試作・新作 」一覧
神谷版CFT
川島さんの鬼畜CFTの話を聞いて、古い制作メモを見直してみた。そして気がついてしまった。
「これもっと効率よく出来るな」
ということで、まずは旧作を評価。
・形は比率通りに折り出されている
・辺同士を組み合わせるパートが、強度のためとはいえ美しくない。
・√5を両側で2回折り出している。ある程度しょうがないとはいえ、無駄っぽい。
・上記の2つの影響で、折るのがめんどくさい。私が折って1パーツ6分くらい。60枚必要なので、とりあえず折るのに6時間はかかる。
で、改良。
・一回り大きくなった。
・√5の折り出しが一回になった。
・辺同士の接続については強度をある程度諦めることにしてみる。これは組んでみないと分からないか。
・かなり折りやすくなった。多分3分くらいで折れる。つまり全部で3-4時間か?
全体的に構造の無駄をそぎ落とし、整理した形になりました。
さて、折らなければ。
スレイプニルの創り方
構造上、頭部周辺にあまり余裕はないので、スペースを追加する必要がある。
足先の折り込みがもったいないので、外周にもヒダをいれよう。
そうなると、後ろ足の斜めに折っている分岐部分に問題が発生する。
どうせ紙が一回り大きくなるんだから、脚のカド配置は前後対称に。
頭部に使えそうな紙が余るのは尾だった側。前後入れ替えよう。
たてがみのヒダは脚の分岐のヒダをそのまま利用、耳は適当なところから出す。
中心部が畳めるのか?まあとりあえずは適当に。回りを固めてから後で整理しよう。
脚の仕上げはあまり変える必然性を感じない。尾は少し飾りをつける。
紙は余っている銀のやつでいいか。神話の灰色じゃないけれど、許容範囲。
という事で完成。せっかくなので日を合わせて投下。
展開図を整理。耳の部分の折り畳みもきれいにまとまった。
SD暫
原作:言うまでもなく北條高史さんの暫
2000年に折っているらしい。これまで折ったものの中でも屈指の馬鹿作品(褒め言葉)である。今更ながら北條さんごめんなさい。
紙の1/4にシバラクヘッドを配置、その他の部分で残りのパーツを適当かつそれっぽく折り出している。また実は非対称作品である。
夏のコンベンションの夜に某K氏の自作4コマに登場したぴょんぴょん暫のイラストを見て、有志数名が再現を試みたのがそもそもの切っ掛け。このSD暫自体は少し後で折ったものだと思う。
余談だが、そのコンベンションの夜には再現された「ぴょんぴょん暫」や「アザラシバラク」などの迷作が折られた。
さらに余談だが、その「ぴょんぴょん暫」を折った少年(当時)は後のおりがみ新世代中心メンバーの1人である。
だまし舟 最適化
3.5+(√3)/2 = 4.36602
まさかの√3登場。