このユニット作品は鶏がらスープである

折り紙とはあまり関係ない話。

「鶏肋」という故事成語があります。鶏肋とは要するに鶏ガラのことで、煮込めば良い出汁が出るが腹は膨れない。捨てるには惜しいがあまり役に立たないものを指す言葉です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%8F%E8%82%8B

次に正方形を切り出した後に残る、細長い紙の切れ端。そのまま捨てるには惜しい気もするが、十分な大きさの正方形は切り出せない。まさに鶏肋ではないでしょうか。 そのようなわけで、私はこの切れ端を鶏肋と呼び惜しみつつもの処分をしています。

さて、タイトルの言葉「このユニット作品は鶏がらスープである」に戻ります。 折り紙では、時に鶏肉ではなく鶏がらスープが欲しい時もあるのです。細長い用紙を利用して折るユニット作品。これこそが鶏肋から作った鶏がらスープなのです。 私が教室の残りの鶏がらとか言い出した時は、紙の切れ端を利用して作品を作ったと考えていただければ幸いです。